子育てパパさんママさん。お子さんは今、幼児期(イヤイヤ期)・学童期(グズグズ期)・思春期(イライラ期)のどの時期ですか?
子育てをしていると、毎日すんなり穏やかな日々ということ、ありませんよね。
我が家は今、学童期(グズグズ期)で困ってます。グズグズしているとどんな声をかけても、全く効果がなくて・・・。
子育ての悩みは尽きないもの。悩めるママのように、毎日悩んでいるママも多いのでは?!
日々訪れる悩みを解決していきながら、親も子も一緒に成長していきたいものですね。
幼児期(イヤイヤ期)・学童期(グズグズ期)・思春期(イライラ期)
✅原因を知りたい
✅対処法を知りたい
✅情報を収集して安心したい
✅子育てで困っている人を助けたい
自分だけが悩んでいるのではありません。みんな一緒です。
状況は違っても、みんないろんな悩みを抱えています。一緒に考えていきましょう。
もくじ
学童期が成長のカギを握っている

世間では中学生以上ぐらいの思春期になると、言葉が乱暴になったり、すぐにキレたり、怒鳴ったり、暴力的な言動が出始めることが稀にあります。それが発端となり、不登校、いじめ、家庭内暴力につながり、事件として報道されているのを見ると、同じ子供をもつ母として心が痛みます。
それでも、うちの子はまだ小学生だし、穏やかな子だし、関係ないなと他人事と思っていませんか?!
ところが、10歳までの学童期が成長のカギを握っているのです。『こどもまなび☆ラボ』で、精神科医の鍋田恭孝先生は下記のようにおっしゃっています。
精神科医で青山渋谷メディカルクリニック名誉院長の鍋田恭孝先生は、「思春期になんらかの問題を起こすかどうかは10歳頃までの学童期までに決まる」といいます。
引用 こどもまなび☆ラボ
子供の環境や生まれつき持っている性格にもよりますが、10歳までに子供の性格や気質が決まってくるのだそうです。
それでは、10歳までに、どのように過ごしていけばいいのでしょうか。幼児期(イヤイヤ期)・学童期(グズグズ期)・思春期(イライラ期)に分けて、考えてみましょう。
幼児期(イヤイヤ期)をもっと詳しく

イヤイヤ期はいずれ時期が来たら終わる!そう思っていても、その時は、子供のイヤイヤ期に振り回されて、ママはヘトヘトになっちゃいますよね。
イヤイヤ期の例として、我が家の子供たちは、こんなことがありました!
◆お風呂に入らない!
◆歯磨きをしない!
◆ご飯を食べない!
◆チャイルドシートに乗らない!
◆着替えない!
◆オムツを変えさせてくれない!
◆公園から帰ろうとしない!
2歳前後になると、自我が生まれてきます。自分の思うようにいかなかったりするとかんしゃくを起こしたり、今まではママの誘導ですんなりやっていたことを「イヤだ」「しない!」と言ったり、何でも自分でやりたがるという、イヤイヤ期がやってくるのです。
いわゆる『魔の2歳児』。イヤイヤ期はどうしてやってくるのでしょうか。イヤイヤ期の原因を探ります。
イヤイヤ期の原因

2歳前後になると、自分と自分以外の他の人を認識するようになります。
自分の気持ちも持てるようになるし、自分がやりたいことも分かるようになります。そして、自分という存在を示そうとします。
しかし、まだ脳が未熟なために、他の人に気持ちが伝わらなかったり、やりたいことが上手くいかない時に『自分の思いをうまく表現できない』『自分の感情をコントロールできない』ために、伝わらなくて泣いたり、できないことで怒ったり、やりたくないことを誘導されると「イヤイヤ!」という言葉で表現しているのです。
3歳から4歳ぐらいで、次第に気持ちが伝えられるよになると、イヤイヤ期が落ち着くのは、脳が発達した証拠。成長の証なんですね。
イヤイヤ期は、成長の過程だと思ったら、親の複雑な気持ちも少しはやすらぐのではないでしょうか。
イヤイヤの対処法
私は3姉妹のママですが、三人ともそれなりにイヤイヤ期はありました。特に長女が一番、自我が強かったですよ。
イヤイヤ期で、子供の気持ちが荒れている時は、とにかく寄り添いました。
『イヤイヤ期』は自立心、自我やが芽生える貴重な成長期です。親の言葉や行動で、子供は『自分が大切にされているか』を感じ取ります。
イヤイヤ期だからこそ、小さい頃からしっかり寄り添ってあげていれば『親は味方、自分のことを分かってくれているんだ』と、子供が感じ取り、一番大切な学童期を迎えるための基盤が出来てきます。
親が促しても、子供がやりたくなさそうな時やイヤイヤしている時は、このような⇩声がけすると効果的ですよ。
- 「そうだよね、嫌だよね」「したくないよね」
- 「今はしたくないよね、あとにしよう」
- 「このおもちゃが使えないなら、あっちのおもちゃしよう!あっちのおもちゃ、とても楽しそう!ママもしたいな」
- 「眠いよね」「悲しいよね」「悔しいよね」
- 「これとこれがあるけど、どっちにする?」
とにかく共感!子供は自分の気持ちを分かってほしいのです。
思い通りにならなかったら、「そういう時もあるよね。残念だね。悲しいね」「ママも同じようなことあったから、悔しいの分かるよ。」など、子供の気持ちを代弁してあげるのもいいですね。
どうしてもほしいけれど、物がない時などは「今作っているから、今はここになくて買えないの。出来上がったらまた買いに来ようね。」など、すぐに思い通りにならないこともあることを、教えることも大事です。
まだ小さいけれど、話せば分かるようになってきます。ママが真剣に語り掛ければ、大事なことを言っていると察するようになるでしょう。最初は難しくても、毎日しっかり関わることで、意思疎通ができるようになるのです。
そして、かんしゃくを起したり、ひどく泣いている時は、無理に言葉をかけても無駄です。受け入れられる状態ではありません。しっかり抱きしめて、泣き止んでから声がけしてあげましょうね。
このような⇩声かけはNGです。ますます、イヤイヤがヒートアップしてしまいます。
- 「やっぱり、失敗した!」
- 「ママがすればよかった」
- 「もう知らない!勝手にして!」
- 「ちゃんとしないと鬼が来るからね!」
鬼は来ませんよね。子供も真剣にイヤイヤ期と向き合っています。脅して、嘘はいけませんよね。
投げやりな言葉を投げかけるのもNGです。子供は、否定されたことに心を痛めることになります。自分の意見や願望を否定されて育つと、自分という人間を否定されたと捉えてしまい、何でも親の顔色を伺うようになってしまうので、注意が必要です。
親子で、イヤイヤ期を乗り越えてこそ、親子共々、精神的に成長します。イヤイヤ期では、なるべく「そうだよね~!」から始まる声かけで対応して、心を安心させたいものです。
学童期(ギャングエイジと第一反抗期)をもっと詳しく

「5歳~12歳」の小学校に通う時期が「学童期」。学童期には「小学校低学年」「小学校高学年」があり、成長の程度や内容も異なってきます。
小学校低学年では、まだ幼い特徴を残しながらも、大人が言う「してはいけないこと」を理解しようとし、ルールは守らなければならないものだと、素直に受け止められるようになるのです。
もちろん、様々な状況にもよりますが、良いことと悪いことは分かってきています。良いことをしたら褒められたり喜ばれたり、悪いことをしたら謝らなければならない、という分別も付くようになっていくでしょう。
小学校高学年になると、心も身体もぐんと成長します。個人差はありますが、少しずつ大人へと成長していく大事な時期です。判断力や思考力、考える力が身についてきて、自立心が芽生えてきます。自分だけでなく、相手の気持ちも深く考えられるようになり、仲間意識がより一層高くなります。
学童期で一番大切な時期が、小学校低学年から小学校高学年へと差し掛かる小学校3、4年生です。子どもの反抗に親が悩みだす時期で第一次反抗期の時期で、「ギャングエイジ」と呼ばれることもあります。
「小学校では、3、4年生の担任の先生が一番大変だよ」と言うのが、身近な小学校教師の知り合いの口癖。
我が家の3年生も「ギャングエイジ」真っ只中。急に怒ったり、泣いたり、学校に行きたくなくないと反抗し、気持ちが安定しないこともありますが、少しずつ4年生に向って、落ち着いてきています。
そして、「ギャングエイジ」のギャングとは集団、仲間という意味、エイジは年齢を表しているように、親に干渉されずに子供たちだけで仲間を作りたがります。
◆反抗する言葉を言ったり、行動が荒くなる!
◆親や先生の言うことを聞かなくなる!
◆親や教師といった、周りにいる大人よりも仲間の考えを重視する!
◆友達との約束や秘密を頑なに守ろうとする!
「自分なんて、きっとできないから、やりたくない!」という反抗的でネガティブになり、肯定的な意識を持てず、劣等感を持ちやすくなる時期でもあります。
ギャングエイ ジが意味すること
ギャングエイジ、いわゆる中間反抗期は思春期への準備期間で大切な役割を持ちます。
友達と秘密を共有したり、特別な約束を交わしたり、親から離れて友達との関わりを学んでいく大切な時期なのです。
親から離れて行動することで、家族とは違う様々な人間関係や、生きる術を学んでいます。
ギャングエイジから思春期準備期の対処法
閉鎖的な子どもの仲間集団 が発生し、他人の意見に同調する傾向があるので、親や教師はしっかり行動をチェックしておく必要があります。
子供は話したがらないかもしれませんが、どんな仲間と、どういう行動を取っているかは知っておくべきです。トラブルや事故、事件に巻き込まれるとも限りませんからね!
関わりのある親御さんとは、日頃から連絡が取れるようにしておきたいものです。
また、反抗的な態度を取られても、イライラせず落ち着いて接するのがいいでしょう。この時期の反抗は、まだまだ幼いものですから、受け入れることで、信頼関係を残します。
この信頼関係が、後の思春期やこの先の反抗期でも発揮することになるでしょう。「あの時も受け入れてくれた」という安心感が、どんな困難も乗り越えられる子供を育てます。
思春期(イライラ期)をもっと詳しく

子どもは、イヤイヤ時期、ギャングエイジを乗り越え、身近な人への信頼関係が深まります。その信頼関係をよりどころにして成長し、やがて思春期を迎えます。思春期は自立への最終段階なのです。
思春期は、11歳−18歳頃まで続きます。心も身体も子供から大人へと変化する時期。
成長ホルモンの影響で、イライラしたり、不安になったり、ストレスや不満で大人に反抗的な態度をとるようになります。
◆話しかけてほしくない!
◆聞かれたくない!
◆一緒に出かけたくない!
◆干渉されたくない!
「もう子供じゃないし、自分も一人の人間である」ことを認めてほしいという思いが芽生えているのです。
何でも反抗したくなります。このイライラの原因は何なのか?!
イライラの原因
小学校高学年から中学校に入る時期、子供の心と体には急激な変化が起こります。
その変化はそうすんなり受け入れることはできません。自分の身体や考えの変化に葛藤しながら過ごすことになります。
変化に戸惑うことで、イライラしてしまうのです。
イライラの対処法

思春期を乗り越え、自立した大人になるためにイライラする子供への対応は非常に重要です。
子供に寄り添う対応ができれば、これから訪れる出会いの中で、より良い人間関係を築き上げ、必要な時に困った人を助けたり、素直に人に頼ることができる大人になっていくでしょう。
◆安心できる環境を作る!家庭が子供が居心地のいい場所にする
◆子供を守る姿勢!どんな時も、どんなことも受け入れる寛大な気持ちを持つ
◆一緒に問題解決!困りごとはいつも一緒に考えて、いつも味方であることを示す
◆味方がいる安心感を与える!子供のことが大好きで大切な存在であることを伝える
信頼関係が築き上げられた親子は、どんなことにも立ち向かう強い気持ちを持つことができるようになります。
家族以外の友達ともより良い人間関係を作ることに積極的になれるのではないでしょうか。
まとめ
私にも思春期の娘がいます。素直で穏やかで、何事にも一生懸命です。
そんな娘でも、近頃大きい声で反抗することがありました。
いつもそんなことは言わないので、少々驚きましたが、同時にちょっと嬉しくなりました。
成長しているのです。大人への一歩なのです。そう思って、そっと大好きなおやつを出してあげました。
そうしたら、さっきの反抗が嘘のように笑顔で美味しそうに食べていたのです。
そんなところはまだ子供。
大人への一歩二歩・・・見守り寄り添っていきたいですね。