子供に教えたいこころに響く言葉『人生は骨折である折れたところが強くなる』

子育てのちょっといい話


『人生は骨折である 折れたところが強くなる』

こちらの言葉は、千原ジュニアさんの名言です。 本当に骨折したところの骨が強くなるわけではないようですが、とても共感する言葉です。

ピンチは絶好のチャンス

私は、『人生は骨折である折れたところが強くなる』という言葉は、子供の教育にも生かせる言葉だと思います。

子供たちは学校でいろんなトラブルを抱えています。トラブルがないのはとてもいいことですが、まったくトラブルなく過ごすよりは、少々のトラブルはいろんなことを学ぶことができます。

娘がお友達に嫌なことを言われた時、嫌なことを言われることがこんなにも苦しいことなんだ、こんなにも悔しいことなんだ、泣きたくなることなんだということを学びました。

そして、母親の私といろんなことを話しました。
どうして、お友達はそんなことを言ったんだろうね?

ただただ、頭にくるね!!無視したらいいんじゃない!!言い返せばいいじゃない!!
と一言で終わらせずに、話し合いました。

もしかしたら、お家で何かあったんじゃないか?

もしかしたら、学校で何かあったんじゃないか?

考えさせることは大事ことです。相手の気持ちを考えるいい機会です。

自分も上手くいかない時に、イライラしたり、家族にあたったりすることがあるように、お友達も何かあったのではないだろうか。

もちろん、友達に嫌がらせや友達を嫌な気持ちにさせるこ
とはいけないことです。言ってしまったお友達は反省する必要があります。

それはそれとして、私は自分の娘には人の気持ちが分かる優しい人間に育ってほしいので、これはチャンスなのです。

折れたこころが強くなる、絶好のチャンスなのです

娘は、『○○ちゃんは兄弟が多くて、お父さんお母さんが仕事でいないから、小さい弟達のお世話をしなければいけなくて、お家で大変だったのかもしれないね』

そう、私に言いました。ちゃんと優しいこころが育っている。そう実感して、嬉しくなったのです。そして、相手の気持ちが分かれば、自分もお友達に嫌なことを言ったら、嫌な思いをさせると学ぶはずです。

してはいけないことを学ぶはずです。

人生は骨折の連続。生きていれば、いろんな困難が待ち受けています。その度に乗り越えて強くなっていくのです。

子供にはくじけた時に乗り越えて、乗り越えるだけでなく、さらに成長するこころを持ってほしいと願います。

そして、本当の骨折・・・

そして、そんな心意気で残り一か月で新年度を迎えようとしているある日。。。

二女が幼稚園で本当に骨折してしまいました。。。

その時は目の前が真っ暗で。というのも、二女はこれから
『卒園式』
『入学式』
『ピアノの発表会』を控えていたのです。

骨折ですから、もちろんギブス生活です。日常生活も大変不便です。
最後の幼稚園生活は大丈夫だろうか?
卒園式は幼稚園の制服が着れるだろうか?
入学式はランドセルが背負えるだろうか?
いろんな不安がぐるぐる頭の中を巡りました。

そんな時、 『人生は骨折である 折れたところが強くなる 』を思い出し、いい経験だったと思う生活をしようと思うことにしました。

そして、幼稚園ではお友達ができないことをお世話してくれたり、最後に絆ができたようです。悪いことだけではないのですよ。

私も友達には温かい言葉をもらいました。

『ピアノ発表で左手が弾けないなら、右手マスターになれ!』
『ピンチは絶好のチャンスだよ!』

その通り、二女は左手が使えない悔しさをばねに、右手で一生懸命に練習していましたよ。
右手だけで、いろんなことをチャレンジしていました。

二女も片手しか使えないという経験をして、気持ちが強くなりました。

そして、一か月後・・・無事に卒園式を終え、入学式にはギプスも外れて、新しいランドセルを背負い、笑顔で登校することができました。

そして、ピアノの発表会も無事に終えることができました。

転んでもただでは起きない、そんな強い人間になってほしいものです。

もちろん、親の私もこれからもまだまだ成長中です。どんなトラブルからも子供を守れる強い親でいなければですね。


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