女性に人気の医療事務。自身の経験を通して、どんな仕事だったのか、結婚後は続けられるのか知りたいですよね。
大学新卒後、システムエンジニア数年勤めてきました。システムエンジニアの仕事は、プロジェクトにもよりますが、残業もあり、土日も出勤しなければならない場合もあります。
私はシステムエンジニアの仕事は好きでしたが、結婚後も続けることができるのか不安を持っていたのです。そして、結婚後も続けることができる仕事はないかと調べました。
そして、見つけたのは「医療事務」という仕事です。では医療事務はどんなお仕事なのでしょうか?本当に結婚後も続けることができるのかお話しします。
もくじ
医療事務の仕事とは?

医療事務とは、病院や個人のクリニックなどの医療機関で、受付・会計などの患者様応対をするお仕事です。月に一度レセプト(診療報酬明細書)の作成・点検し、保険者に診療費の請求を行います。
受付業務では、患者様の保険証の確認や簡単な問診をします。また紹介状を確認するなどといった応対を行います。
そのほか、患者様のカルテを管理したり、診療に関するのコンピュータ入力を行う場合もあります。
医療事務のお仕事は、患者様と接するお仕事ですから、コミュニケーション能力が求められますが、人を接することが好きな方にはやりがいがあるお仕事です。
私も世話好きで人とコミュニケーションを取ることで毎日の元気をもらっているので、私には向いているお仕事でした。
医療事務の資格を取るのに必要なこと

医療事務の仕事は
「結婚後も出産後も続けることができる」
「子育てしながら、仕事と育児の両立ができる」
「ライフスタイルが変わっても続けることができる」
この言葉は資格を取るにあたって、大変勇気付けられたものです。
システムエンジニアの仕事も忙しい時期を過ぎれば、仕事が終わった後、安定して 時間を取ることができました。その時間を使って、一日1時間~2時間資格取得の勉強をしました。
私が資格取得をした医療事務講座は「ニチイ」です。
業界大手ですから、信頼度安心度がありました。
医療事務講座 ■ 通学コース (受講期間3ヵ月) 教育訓練給付制度(一般教育訓練)対象 通常価格 83,500円(税込90,180円) ■ 通信コース (受講期間3ヵ月) 教育訓練給付制度(一般教育訓練)対象 通常価格 56,000円(税込60,480円) メディカルドクターズクラーク講座 ■ 一般コース (受講期間 5.5ヵ月(目安)) 教育訓練給付制度(一般教育訓練)対象 通常価格 159,213円(税込171,950円)
私は働きながらの資格取得でしたので、通信コースを選びました。テキストは医学用語もあり、最初は困惑しながらの勉強となりました。
しかし、医療事務で学ぶ内容は、医療に関することですので生活に直結することが多いです。医療事務を学ぶことは、生活の知恵にもなります。
こつこつテキストを進めていくと、最終まできちんと学ぶことができます。
そして、他の仕事をしながらこつこつ通信教育に取り組んだ結果、医療事務の資格を無事に取ることができました。
その後、システムエンジニアの仕事を退職して、クリニックに勤務することになったのです。新規開業のクリニックで不安もありましたが、新鮮な気持ちで、初心者の私も他のスタッフと一から学びながら、医療事務として勤務することができました。
仕事をしながらの資格取得は眠さとの闘いでしたが、頑張って良かったと思った瞬間でした。そして、医療事務の仕事やクリニックではパソコンを使う仕事がたくさんあります。システム開発で学んだことは大変役に立つものでした。
結婚出産後、医療事務で働くこと

一人で暮らしている時は、朝が早くても遅く帰っても、土曜日仕事でも、誰にも迷惑はかかりませんでした。約束は自分の仕事に合わせてすれば良かったですし、夕飯も遅くなっても問題はありません。
結婚すると、相手がおりますから、家事も二人分すし、お互い時間に気を使います。
では、医療事務の勤務時間帯はどのようになっているのでしょうか?
私はクリニックに勤務しましたので、受付が9時からですので、出勤は8時30分になります。受付終了が5時30分ですから、退勤も5時30分になるのかというとそうではないのです。
もし、患者様の診察が5時30分で終わっていれば、受付終了時間で終わりになりますが、受付を5時30分まで済ませた患者様がいれば、その患者様の診察がすべて終わらなければ、帰ることはできません。会計や予約がありますから、最後までいなければいけません。
ですから、勤務終了時間は日によって違うのです。5時30分の時もあれば7時の時もあります。結婚後、少々戸惑うこともありました。
そして、諸事情から出産を機に退職することになりました。
育児が落ちついたら、またクリニックで勤務したいなと思う気持ちがありましたので、子育ての合間に「診療情報管理士」の資格取得の勉強もしました。
通信教育は修了したものの、まだ資格取得はできていませんが、大変勉強になることばかりです。
そして、退職から数年後となりました、子供達も大きくなり、クリニックの就職を考えましたが、フルタイムでは勤務終了時間が定まっていない為、厳しいと感じました。
勤務時間終わりまで、子供達が学校から帰って来た後預かり先があればいいのですが、祖父母に頼ることができません。
土曜日は勤務日の為、毎週出勤しなければいけません。子供達も土日はお休みですから、出勤することができません。学校や幼稚園の行事も土曜日に多いので、預け先があった場合でも、休まなければいけません。
クリニックは一人一人の仕事があって、スタッフみんなで協力しながらのお仕事になるので、お休みをいただくのはとても心苦しく、取りずらいのです。
まして、土曜日の午前中は大変混みあいますから、申し訳ない気持ちになります。
まとめ

医療事務は女性にとって、専門性があるとてもやりがいのあるお仕事です。続ければ続けるほど知識もついて、コミュニケーション能力も上がります。
ですが、私は子供達を守らなければいけません。夕方や土曜日に母親がいないお家では、子供達は守ることができません。子供達が母親が必要な時にしかっり寄り添ってあげたいので、医療事務をしないことにしました。
もう少し、余裕ができたらまた考えたいです。
その時は、クリニックだけではなく大きい病院も考えたいです。
もちろん、近くに大きい病院があって、通勤時間に余裕があったり、祖父母と同居していて安心して働くことができる場合は、勤務することができます。
自分のライフスタイルに合わせて、働くことができる医療事務。資格を取っておくのはいいことですね。