真ん中っ子の気持ち。パパママ分かってほしいの!そして、真ん中っ子へ伝えたいママの気持ちは?!

こころの詩


赤ちゃんが産まれて、お姉ちゃんになる真ん中っ子の話。真ん中っこ(中間っ子)は、上の子と下の子に挟まれて、どんな思いをしているのか。
お話したいの。

パパ、ママ聞いてくれる?私の話。


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真ん中っこの私が生まれたときのはなし

私が産まれた時、お姉ちゃんは生まれていたの。
お姉ちゃんはまだ2歳でもうすぐ3歳。
だけど、まだまだ甘えたい。

私が産まれる前、ママのお腹の中にいる時、私が産まれることにお姉ちゃんはとっても不安そうだった。
ママを取られるんじゃないかって
赤ちゃんばかり、かまって私を見てくれないんじゃないかって。

だから、ママには何でも『いやだいやだ!』『しないしない!』ってママに反抗してたよね。

だけど、お姉ちゃんは私が産まれてから、すっかりお姉さんになったね。
私にぬいぐるみを貸してくれたり、歌を歌ってくれたり、一緒にお昼寝したり、いつも一緒にいてくれたね。

私のことを可愛がってくれてとても嬉しかった。

お姉ちゃんもまだまだ小さかったかったから、自分でできないこともまだまだ多くて、ママは私だけを見てくれていない時もあったね。
私が泣いていても、ちょっと待ってねって。もう少し待ってねって。

ママは一生懸命にお姉ちゃんのお世話もして、私のところにも来てくれるけれども、ずっと抱っこしてくれないから寂しかったよ。

お姉ちゃんがおばあちゃんやパパとお出かけしている時は、ママと静かにゆっくりした時間を過ごせたこともあったね。
ママの抱っこはあったかかったな。
ずっとずっと抱っこしててほしかったよ。

お姉ちゃんが幼稚園に行ってからはママと二人の時間も増えて、一緒に買い物に行ったり、公園で遊んだり。
ママと手をつなぐのが嬉しかった。

お姉ちゃんと一緒に遊んでいて、お姉ちゃんにイタズラしたら、怒られちゃったこともあったかな。

楽しそうに遊んでいるお姉ちゃんが何だかうらやましかったのかな。
お姉ちゃんのおもちゃを私も遊びたかったんだよ。

お姉ちゃんはおもちゃをいっぱいもっていたから。

妹が産まれた時思ったこと

私も2歳になったよ。もうすぐ3歳だよ。

私もお姉ちゃんになるんだって。妹が産まれるんだって。

ママが赤ちゃんをずっと抱っこしていたら、私のことは誰が抱っこしてくれるの!!

ママは私のこと見てくれるかな。不安だな。
お姉ちゃんも同じように不安だったんだね。

そして、かわいいかわいい妹が産まれたよ。

とってもかわいくてね、ずーっとそばにいたいんだ。ほっぺがぷくぷくしてるんだよ。
だけどね、わたし...やっぱりママに甘えたいよ。

お姉ちゃんは私が産まれたとき、とってもお姉ちゃんになったけれど、私はもっともっと甘えたいよ。

お姉ちゃんはパパとママにとって何でも初めてのことばかりで、いつもかまってもらえる。
妹も赤ちゃんだから、泣いても笑ってもかまってもらえる。

私はいつの間にかひとり。ひとりでぽつーんとしていたんだよ。

パパママ、私のことちゃんと見てた??
パパママ、私のはなしちゃんと聞いている??

寂しかったんだよ。

寂しかったけれど、もっともっとかまってもらいたかったけど、我慢しているんだよ。

私が小さい頃、お姉ちゃんにしたように、
私がしたいことしようとすると、妹も私にイタズラするようになった。
したいことが上手くいかなくて、泣いちゃうんだ。

ただ、泣きたくなっちゃうんだよ。
何もしなくても、涙が出てくるんだよ。
大きな声を出したくなるんだよ。

私、上手く自分の気持ち言えなくて、泣いちゃうんだ。

だけどね、

お姉ちゃんがパパとママと学校の子と話しているとき、妹がママの膝に座っているとき、こころが寂しくなるけれど

いつも優しいお姉ちゃんのことは大好きだよ。私のとことにきて、ギューっとしてくれる妹のことも大好きだよ。

妹はイタズラするけれど、3人で遊ぶのも大好きだよ。

パパママ、私の気持ち分かってくれる?

真ん中っこへ伝えたいママの気持ち

そう、あなたはパパとママに気付いてほしくて、泣くことが多いんだよね。
分かっているよ。ちゃんと分かっているよ。
だから、あなたが急に泣き出すととママもこころが張り裂けそうになるんだよ

真ん中っこのあなたは、赤ちゃんの出産でママが入院している時、初めてママと離れてお泊りしたね。
パパ、お姉ちゃん、おばあちゃんと一緒に、ママと赤ちゃんの退院を待っててくれたんだよね。

ママがいなくても、全然泣かなくて、あなたもお姉ちゃんになったから寂しくても大丈夫なんだなって。嬉しくなったんだよ。

だけど、赤ちゃんが産まれてから、あなたは何だか泣くことが多くなったね。

ママは赤ちゃんのお世話がばかりで、おばあちゃんやパパと一緒が多かったね。我慢していたんだね。

ママがおばあちゃんから、帰って来てからも、『赤ちゃんのこと、家のこと、お姉ちゃんのこと、パパのこと』、ますますやらなければいけないことが増えてしまって、もっともっと寂しくなってたんだね。

3歳になったら、きっと泣かなくなるって思ったけれど、4歳になっても、5歳になっても、やっぱり泣いたり寂しい顔をすることが多くて、ママは気がついたんだ。

もっともっともっともっと、もっともっともっと私を見てほしいって。あなたは思っているんだって。

ママもあなたのことは大好きでかわいくてかわいくてかわいくて。
かまってあげたくて、幼稚園の話をたくさん聞きいてあげたくて。
かわいく髪を結ってあげたくて。
一緒に折り紙たくさんしたくて。
自転車もいっぱい乗せてあげたくて。
となりで抱きしめて一緒に寝てあげたくて。

話をたくさん聞いて、公園行ったり、お菓子作りしたり、いろんなことしてあげていると思っているんだけれど、あなたにとってはまだまだ足りないんだね。

『ちょっと待っててね』『赤ちゃんがお昼寝するから、行けないね。ごめんね』って、いつも言ってるものね。
我慢させてしまてごめんね。

あなたのこころが満たされるまで、泣かないで自分の気持ちが笑顔で言えるようになるまで、ママのお仕事の手を止めて
あなたのところに行こうと思う。
もっともっと話を聞いてあげたいと思う。

あなたのこころは安心と愛情で満たされてほしいから。
安心と愛情で満たされた、あなたのこころはきっと優しく育つから。

寝る前に、あなたにママは聞いたんだ
『どんな女の子が好き』って。

そうしたらね
『お姉ちゃん』って、言ってたね。

お姉ちゃんはあなたのあこがれ。

ママは思ったよ。
今は泣くことが多いけれど、涙の分だけ人の気持ちが分かるようになって、
あなたは素直なこころを持った素敵な女性になるって。

そう思ったら、ママの気持ちもあったかく穏やかになったよ。


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