天国の友よ。聞いていますか?亡き友へ天国へのメッセージ|やすらかに友よ

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こころの詩


友よやすらかに

出会いは大学生の頃。
私たちは同じ学科で出会い、意気投合したよね。

一緒に講義を受けて、一緒に学食でご飯を食べて何気ない会話で大笑いして
試験が近くなると、一人暮らしの友人宅で泊りがけで勉強をしたり、ノートを貸し借りして情報収集したり

何より楽しかったのは一人一人の誕生会。
私はいつもケーキを作り、みんなでお祝いしたね。

酔っぱらいすぎてそのまま寝ちゃうこともしばしば(泣笑)

大学生の頃の写真もいっぱい撮ったなー
ばかなことばかりしているの写真ばかり(泣笑)
今見ても笑えてしまう
そして、思い出してしまう
彼女がここにいたこと

ここで一緒に笑っていたのに
ずっと一緒に笑っていたかったのに

今となってはみんな子供を産んでママになって
子供の話をもっともっといっぱいしたかったのに

彼女は天国へ旅立ってしまった

ある日の突然の電話
信じられなくて信じられなくて

子供たちの前で泣きじゃくってしまった
子供たちもどうしたのママ?って

泣きながらきちんと説明したらちゃんと分かったみたい
ママの大事な友達が死んじゃったって

一人一人丁寧に他の友人たちに電話した
久しぶりの電話が悲しい知らせになってしまうなんて
電話口でみんな泣きじゃくった
言葉にならなかった

彼女は10年以上の闘病生活をしていた
最近は仕事を始めて落ち着いていたのに

子供の成長を誰よりも楽しみ誰よりも喜んでいたのに
子供の部活を応援したりこれからもっともっと・・・
楽しみなことたくさんあったのに

志半ばで見守ることしかできなくなった

それでも彼女の子供は
お母さん見守っていてねって

子供といっぱい約束ごとをしていたんだね
絶対に叶えるからとかたい決心をしていた

私たちは何ができるだろうか
みんなで思い話をしながら考えた

彼女の分まで一生懸命に生きていこう
彼女の分までいっぱい笑おう
彼女の為に祈ろう
彼女に会いに行こう

そして仲間たちよ
時々集まろう

いつでも会えるなんて思っていたらおばあちゃんになっちゃうよ
会える時に会わなければ会えなくなるって
こころが痛いほど分かった

私たちの子供たちもだいぶ大きくなったきた
私も下の子が今年3歳になる
まだまだ手のかかる時期だけど
そういう時期だからこそ大事な仲間とあって
いろんな話がしたい

みんないろんな分岐点にいて
頑張ることがたくさんある世代

仕事をしている人
同居をしている人
お受験しようかと思っている人
家族の病気と闘っている人
自分の病気と闘っている人

みんな乗り越えなければいけないことがある
みんな大きい悩み小さい悩みがある

彼女は私たちに勇気を与えてくれた
私たちは普通に生活していることがどれだけ幸せなのかを教えてくれた

どんなに悩みがあっても今ここに普通にいることができることは
何にもかえがたい幸せ
自分に悩みなんて大したことないって思わせてくれた
今ある幸せに気づかせてくれた

彼女の人生
まだまだやり残したこともあっただろうに
闘病生活頑張ったね
いつも前向きに頑張ったね
私も負けないぐらい前向きに頑張るからね

天国でゆっくりしているかな
かわいい笑顔でこちらを見ているかな
天国で見守っていてね

私たちがおばあちゃんになるのを見ていて


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