子供のSOSを見逃さないためにできること|先生、パパ、ママ私の話聞いていますか?

子供の教育


子供が学校から帰って来たら、子供の話を聞いてあげていますか?
子供の話を聞いて、学校に連絡していますか?担任の先生は困ったことに対して対応してくれていますか?


子供は困っているのです。SOSは子供の表情、独り言、友達との会話、ノートの書き込みいろんなところから、大人が読み取ってあげたいですね。
SOSは見逃してはいけません。

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子供のSOSは聞き流さない

大人は忙しいです。ママは一日仕事をしてきて、家に帰れば夕飯を用意しなければいけないし、洗濯物を取り込まなければいけないし、小さい子のお世話をしてと忙しいばかりです。
子供達が「ねぇ、ママ。今日ね。学校でね。」と話をしようとしたら、「忙しいから後で聞くね。ちょっと待っててね。」と言って聞くことを忘れていませんか?

パパは仕事で遅く帰って来て、帰って来た頃には、もう子供達は寝ています。早く帰って来ても、一緒にお風呂に入る時期は過ぎてしまって、時間があるとスマホのコラムを読み始めて、ゆっくり話をしなくなっていませんか?

まずは、一番信頼しているパパとママに話したいのです。「何かあったな?」と思った時は絶対に話を聞いてあげてください。すでにSOSは出ているのです。

聞き流してしまったら、「話を聞いてくれないから、もういいや」とふさぎ込んでしまうかもしれません。解決できないまま、また困ったことが続くかもしれません。

パパとママはしっかり、子供の気持ちになって話を聞いてあげてください。パパとママに相談して、まずはホッとした気持ちになります。安心して困ったことに立ち向かっていける気持ちを持てるでしょう。
そして、パパとママでは解決できない場合はどうすればいいのでしょうか?

気にするなは最初だけ

家庭ではどうにもならない場合は、先生に連絡帳かお手紙でお知らせしましょう。
学校でのことは学校でしか分かりません。先生に事実を確認して報告してもらうようにすると、保護者も安心できます。先生が話を聞いてくれたということは子供も安心感をもつことができます。

また決して言ってはいけない言葉があります。私も経験を通して考えさせられました。
『気にするな』は最初だけにしてほしいのです。
私もそうでした。最初は娘の学校での出来事に『気にしすぎだから、気にしない方がいいよ。』『何か言われても気にしない気にしない』と数回訴えがあったにも関わらずそう言っていました。

先生も数回の訴えに『気にするな』と言われたようでした。先生は何人もの生徒に何度も同じような訴えを聞いているので、慣れがあるのかもしれません。


しかし、その子にとっては困ったことは初めてのことばかりで、どうしていいのかも分からないし、気にしないようにしても気になるし、また繰り返すこともあるし、本当に困っているのです。
大人が思っている困りごととは訳が違うのです。

気にするな』と何度も言っていることに次第に違和感を持つようになり、『気にするな』では解決にならないと気がつきました。

学校と保護者の連携と対応

やっと気づいて、先生に下校中の友達からの嫌がらせに関して、再び相談しました。


『私も何度も気にするなと言ってきましたが、娘は困っています』
『気にするなと子供に教えるには限界があります。娘は気にしています。』
『学級での学校生活は楽しいにも関わらず、下校が苦痛で学校に行けなくなったらと思うと親として心苦しいです。』
『先生、下校中の対応をお願いできないでしょうか。』

先生はその日のうちに対応してくださいました。該当する生徒と娘を呼んで、しっかりと話し合いをさせました。該当する生徒はもとから悪気があったわけではありませんでした。『ごめんね』と素直に謝ってくれました。

それから、娘とその生徒は仲良くなり、学校から帰ってから遊ぶようになりました。私の訴えにきちんと対応してくださった先生には感謝の気持ちです。

しかしながら、大人でも解決したい困り事があれば気にするのは当たり前です。気にするなと言われてもしばらくは気になりますよね。
まして、子供ですから自分で解決できないのですから、大人が子供の話を聞き逃さないでSOSを見逃さないで、子供が笑顔で学校にいけるように導いて、守ってあげなくてはならないのです。

そうして、困った時に助けてもらったり優しくされて育った子供は他の人にも優しく接することができる大人になりますよ。


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